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ついに、「しょこらーできゃんでぃ!」がリリースとなりました!
こちらのページよりDLができます。
ふりーむ!さんはこちら
*Winのみ。ページ下部の「Windows」という赤いボタンよりどうぞ。
フリーの乙女ゲーム、攻略人数は……5人です。たぶんね。
レイスとエストが参加しており、Innocent WedgeやTrichromaticの1年後としてお話を書いています。続編、といってもいいかも。話は一応つながっていますが、しょこらーでだけ見ている方にもわかるように書いておりますので、興味があるかたは是非!プレイしてみてくださいね。
物語のはじめと終わり、そして各キャラのベストエンドを迎えるとオリジナルのキャラソンが聴けます。キャラソンはどの方も(レイスとエストのキャラソン含め)必聴ですのでぜひぜひ。
自分は背景もちょっと書き下ろしています。学園内の背景をメインに書いておりまして、学園の外観・学園校舎の廊下・寮外観および内部などなどを描いています。
ゲーム内の全背景・UI・音楽はしょこらーで専用に制作されたものです。効果音やフォント以外はほとんどメンバーの手作りです。すごい規模だ……。
制作裏話など、「続き」に格納してあります。ご興味があるかたは以下よりどうぞ。
しょこらーでのネタバレをほんのりと含んでいますので、エスト2章をやりきるくらいまでプレイしていただけましたら大丈夫かと思います。
私は2014年の頭あたりから、制作に参加していたようです。この作品には、私の6年間の半分が詰まっています。もう半分は本編漫画です。
しょこらーできゃんでぃには前作があり、そちらも複数人の一次創作者が自分のキャラを持ち寄って一つの乙女ゲームを作るというものでした。自分のキャラを、他の人が表現する。他の人のキャラを、自分が表現する。表現する/されるの応報によって一つのゲームが編み上げられていく過程が、当時の自分にはとても輝かしく見えました。
だからこそ、きゃんでぃへの参加が決まった時の喜びは今でも忘れられません。当時の自分は「あの憧れのしょこらーでに自分も参加できるなんて……! というかレイスに声が! 声が付く!!!」と寝床のなかで思考がぐるぐると回り、なぜかリオンが嫁に行く夢まで見るほどのことでした(笑)。
制作に数年スパンでの期間を要することは、前作の製作過程を覗いていたのでわかっていました。当初はゲーム制作なんてしたことなくて、自分が足を引っ張らないか・迷惑をかけないかとても不安だったのですが、「やれるところまでやってみよう」と思っていた次第です。結果として、制作メンバー陣には自分由来の不手際やご迷惑を何遍もおかけしてしまいましたが……冷静かつ的確な判断力と、膨大な知識経験をもつメンバーに恵まれてサポートを受けつつやってこれました。本当に頭があがりません。
レイスに関しては、彼の考え方や葛藤をシナリオにがっつりと入れ込みました。実をいうとエストの方はまだ書き足りないエピソードがいくつかあるのですが、レイスの方はしょこらーでで完全燃焼できたと思っています。
本編漫画(Innocent Wedge)から1年後の未来を描いた「しょこらーできゃんでぃ」。本編での戦いから身を引いたレイスが、他者ではなく自分自身の幸せを掴むまでのストーリーを考えることで、一筋の救いを与えることができたのではないかなと考えています。
Trichromaticのエストをご存知の方にとっては、「あれ、ずいぶんゲームの彼はテンションが高いな?」と思われるかもしれません。しょこらーでのエストの方が、本来の性格に近いです。
エストルートの制作決断は、自分がしょこらーでメンバーとして加入してからすこし時間がたった後のことでした。レイスのほかにもう1ルート書く、となったときに、「2人目のルートは誰にしようか?」とすごく悩んだんですよね。テセラの件もあり、エストルートは賛否両論になるシナリオにならざるを得なかったので、かなりギリギリまで決断を待った経緯があります。
時系列としては、しょこらーで制作参加&レイスルート製作開始(2014年)→本編3章突入→エストルート製作開始→テセラ本編で死亡という流れです。
ですので、しょこらーでメンバーにエストルートのシナリオを開示する際、真っ先に2章鑑賞会後(エストが「死んだ恋人がいる」と告白するシーン)のシナリオから書いてお見せしました。城崎さん・結月さんには結果としてかなりの衝撃を与えることに成功しました。やったぜ。
自分の世界観を理解してもらうことと、他の方の世界観を理解するのは思ったより時間を要しました。お互いの世界を齟齬なく表現するために、何度も何度もスカイプに文章をがーっと打ち込んですり合わせをしまくりました。21時にチャットを開始して、2時3時ごろまでひたすら会議していたのも今となってはいい思い出です。
この6年間を通して、叶わなかったことやできなかったこともたくさんありました。ですが、それ以上に「できた」「作れた」ものがとても多く、二度とない経験を得られた6年間でした。
「自分の創作はInnocent Wedgeを描き上げることだけだ」と思って活動していましたが、いつの間にか心血をしょこらーでの方にも注いでいました。
制作の終了にあたって、自分の活動の半分が終わってしまうのはとても寂しいことですが、その分Innocentの方に還元しつつ、より充実した制作を続けていく所存です。
この文章を書いているのは2020年の4月です。現時点では、本編漫画(Innocent Wedge)は未完の状態です。本編としょこらーでの間に何が起きたのか、想像しながら読み進めていただくと、違った楽しみを得られるかもしれません。
制作メンバーの熱と愛がこもった乙女ゲーム。隅々までご堪能いただけたら嬉しいです。